日本企業の就職実情について
大学生総勢は日本の企業って総じて世界的には下降傾向にあるってことをまず自覚しなくてはならないと僕は思う。
昔ならば雇われてから企業に鍛えてもらって社会に通用する人間になっていくなんてこともできただろうが、今は企業にそんな体力はなく、違うだろう。
今の時代は学生が自分で海外留学に行って語学を身につけるだとか、自分で学生団体やプロジェクトを立ち上げてリーダーシップ経験をするだとか、そういった自己投資なるものをして自分に磨きをかけてきた優秀な学生を企業が何千万と投資して雇うだけであると、感じている。
だから一流なところであっても、大学で4年間過ごしてきて、サークルとバイトしかしてませんとか、4年間何も精を尽くしたことがないとか、そんなやつに内定が出るわけはない。
それが東大なのに就職先がないとか京大なのに就職先がないとかいうことだろう。
俺の知り合いの京大生も4回生の最後まで就活に苦しんでいたが、そういうところだろう。京大だけどなにも身につけてきてない。留学経験もないし、TOEICのスコアも大したことは無いし、リーダーシップもないし、簿記もやってきていないし、その他の資格も大してない。
これこそが学歴の無駄遣いだと思う。結局は大したところに就職は出来ていなかった。
就職はゴールじゃないし、就職のために大学に行く訳では無い。もちろん自分も就職のために編入を狙っている訳では無い。編入志望先に僕がしたい研究をしている尊敬する教授のゼミがあり、そこでの研究や、成果が結果として就活で評価されるだけだと思っている。
生きていく以上就活はしなければならないから、自分が学びたい大学で、学生生活を謳歌したのちに、その段階が待ち受けているだけであって、そのためだけに編入を志している訳では無い。
就職のために、編入を志そうとしているものがいるなら少し考え改めた方がいいかもしれない。
なぜなら学歴を手に入れたとして、それは選択肢を広げるのではなく狭めることになるからだ。
学歴を手にしたものの行く未来は、かなり決められている。一流企業に就職するか公務員エリートコースにいくか、大体はこうなる。
つまり多くの一流大卒は競争を勝ち抜いてきたにも関わらず、また競争をしにいくのだ。
そこでは昇進争いが待ち受けているし、激務にも対応しなくてはならないかもしれない。
だから、就職のためだけにと考えている人は1度考えてもいいかもしれない。
学歴がない人でも金を稼ぐことはいくらでもできるし、編入で受かるほどの努力をビジネスセンスを磨くほうへと投資すれば、それはきっとあなたを光らせる未来へ繋がる。
就職するにしても、実力さえあれば、初めに入った企業でビジネスセンスを磨いていけば転職、転職で一流企業に入ることだって容易に可能だ(これは僕の東証上場企業勤めの父が言っていた)
随分学生の分際で、経験したことも無い日本の就活事情の考察を殴り書きしてきたが、なんの根拠もないので結論として受け流して欲しい。
しかし自分は自分自身の考察から、考えて学生生活を送ろうと思う。
来る就活で、自分が働きたいと思っている業界に求められる人材になるように。また自分が行きたいゼミで研究ができるように。ひとつずつステップをクリアしていきたい。